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2006年12月31日

学注のプロ 【浜松限定ネタ】

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毎年恒例となる,某團体のOB総会が行われました。某團では映像を作るのが半ば伝統化していまして,良質の映像作品が上映されました。この10年で高校生の映像編集技術は格段にあがっています。いい道具がたくさん使えますから。

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感心したのは格闘ゲームに團の技などを組み入れた作品。プレイヤーが「腕立て」や「V字」や「コンバット」などをする。「基本姿勢」は防御になるらしい。CG技術か,ゲーム製作技術かわかりませんが,かなり凝ったものです。

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有楽街のビルにあるゲームセンターでお菓子を手に入れる。あたればほとんど取れるようにわざとうずたかく積み上げてありました。

ちなみに写真にチラッと写っているのはM阪町出身のMTRU氏。彼は10年前にすでにアマチュア無線にインターネットを乗せたり,DTPのエキスパートだったり,学校にMacのノートパソコンを持ってきたりして布教していました。10年前に私にMicro$oftのOutlookExpress(当時は別の名前でしたが)が非常にヤヴァイことを教えてくれたのも彼です。今日も腰には携帯端末とPCの2つをぶらさげていつでも稼動できる体制でした。

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肴町の名店,串ふらいの店「串とも」に行く。

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有○街のど真ん中で「学注」をするINGW氏とOSKB氏。非常に高度なネタ3本であったため通行人のウケはいまいち。しかし,人になんと思われようとやってしまうのが某團の心意気。非常に感動しました!

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素面でいきなりこんなことができてしまう彼らに,プロ魂を見ました。。。
(ネタの中身は写真では紹介できません。)

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そして,巨大クリスマスツリー。今年もあと1日です。

投稿者 tisobe : 01:24 | コメント (4)

2006年12月28日

中港澳比較行(その8 マカオ2回戦)

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マカオ特別行政区は、中国大陸につながるマカオ半島部と、タイパ島・コロネア島からなる。(地図参照)カジノや多くの観光地はマカオ半島にあるが、われわれのギリシャ神話ホテルはタイパ島にあるため毎回ホテルの送迎バスなどで半島部に繰り出すわけである。半島部とタイパ島の間は2キロくらいあるが、3本の橋でつながっている。また、タイパ島とコロネア島は埋め立てによって陸続きになっているようだ。

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その日はホテルを変わるため、中心部にある青年局というところにいってユースホステルの予約をした。その青年局に勤めているおねえさんに紹介してもらった店で飲茶。しかし、ユースホステルのベッド代、2泊で50元だが、それより高い飲茶の店を紹介してくれました。(50元といえばカジノの最低掛け金と同額ですが。)

さて、その日の午後はひたすらカジノめぐり。雰囲気などを見てその日勝負をするカジノを物色します。もーり先生の説によれば、「見せ金」というのが結構役に立つらしい。すなわち、1日目のように50元づつポケットから現金をだすのではだめで、1000元くらいまとめてチップに交換しておいてそれを持って少しづつかけていくのがよいとのこと。たとえば1000元ならば撤退ラインを500元くらいとして500元は見せ金です。また、カジノに行った人は多くが結局負けるわけだが、お金がなくなるという下限の撤退ラインは明確に存在するが、勝ったときの上限の撤退ラインを明確に設定しないからである。勝っていても回数を重ねれば最終的には105/216*2で期待値は0.972、増え続けることは絶対にないのである。

その日のカジノを選び(金曜日だからか大小の最小掛け金は100元になってました。)、もーり先生と別れ大小のテーブルを物色する。そこそこにぎわっている台の様子をみて途中から参加。1000元からスタートして小にかけたり、どちらにもかけなかったりを繰り返して少しづつ資金を増やす。この日に限っては大にかけて当たったことは1回もなかった。その間結構小が出続けたが、こつこつと小に張り続け他の人が大に掛け金を増やしていく中、僕が小に賭けるタイミングを見て乗ってくる人もいた。場には運がめぐってくる人というのがいる場合があって、その人にのるというのも選択肢である。注目されるプレーヤーになるのは楽しい。

しかし、持ち金が1600元になって掛け金を200元に増やしたところ、とたんに当たらなくなり手持ちは結局900元に。そうしているうちに盛り上がっていた台はぞろ目が出てみんなため息とともに散っていく。このあたりでその日の流れは終了、と判断して換金して終了しました。やはり1500元のところで最初の撤退ラインどおり撤退しておけばよかったと悔やまれます。先生もボチボチだったようで、最後端数の25元を盛り上がっている大小のぞろ目に賭けて終了しました。(ぞろ目の倍率は24倍です。大が出続けているなどで盛り上がっているときに出るものらしい。)

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ユースホステルもあまり遅くなってはいけないだろうということで、荷物を持って21時ごろマカオの最南端、コロネア島の南側海岸沿いにあるユースホステルに向かう。乗り合いバスに揺られること約30分、バスを降りたところは人気のない海岸沿いで、どうやら別荘地らしくいい季節の時にはそれなりににぎわっているだろうが、季節はほとんど冬ということで人気のないところです。時々何の用事があるのか車が海岸沿いの公園のようなところにやってきたりします。

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ユースホステルの場所がみつからない。公園に散歩に来た人などに聞いてどうやらこれだろうという建物。看板もなければ窓も雨戸が閉まっている。チャイムを鳴らしてみると、広東語で答えられる。英語は通じないらしい。片言の北京語で話すところによると、日本人かときいている。どうやら日本人2名がいくことは連絡されていたらしく、管理人のおっちゃんが、ドアを開けてくれた。

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近くには食堂も店もない、町に戻るには遠すぎるということで近くにあるわりと高級なリゾートホテルっぽいところのレストランへ。ギリシャ神話ホテルから都落ちして真っ暗なユースホステルで回りに店もないという、少々気分が沈んでいたわれわれであったが、素敵なレストランを発見してご満悦。海がみえる高台にあるテラスで、オフシーズンなので落ち着いていたがよい雰囲気のレストラン。

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どうやらここはヨーロッパ系の人が多いらしく、客も多国籍企業のパーティーなど。お店のお姉さんとそれらしい英語でコミュニケーションがとれます。ご満悦のもーり先生とともにワインを2本ほどあける。

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それぞれ魚と肉をメインにして、パンやサラダがついてくる。フォークとナイフで魚を食べるのは難しいが、結構おいしかった。この旅でもっとも記憶に残る一食となった。しかし、オリーブを食べるとヨーロッパあたりに来た感じがする。マカオは中国とヨーロッパが混在しているのだ。

こうして、マカオ2日目はご機嫌のうちに終了した。

投稿者 tisobe : 02:31 | コメント (0)

2006年12月24日

中港澳比較行(その7 マカオ1回戦)

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町は中国とヨーロッパを足して2で割った感じ。しかし非常に人口密度が高いです。マカオはポルトガルの植民地だった町。現在は中華人民共和国の特別行政区になっている。特別行政区というのは香港とマカオのことだが、ここは同じ中国に属しているにもかかわらず中国本土にすんでいる人にもパスポートのような通行証のようなものを要求する。一国二制度というのだろうが、やはり中国政府にとって自由に行き来されては困るのだろうか。しかし、香港および中国本土から毎日大量の中国人・香港人が一攫千金を求めてやってきます。特に中国はゲートをはさんで歩いていける距離ですから。

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もーり氏のうまいものを見分ける目はなかなかなものである。さらっと入った店で食べたお菓子は結構おいしかった。どこでお金を使うべきかを知っている。旅行を長くしているとおいしいものやおもしろいことへの方向感覚が優れてくるものだと思う。

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なぜか市場へ。魚や肉を売る店がたくさん入っている建物。

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市場の中のフードコードっぽい店。市場はけっこうこぎれいで(いったことはないが)ポルトガルっぽいのだが、料理はいたって中華料理。

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夕食はここでとる。市場で働いているおじさんたちがにぎやかでした。おじさんたちは多くがヨーロッパ系の顔立ちでポルトガル語のような言葉をしゃべっていました。

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町の中央広場と思われる場所。ヨーロッパのような町並みです。こうしてマカオ第一日目の夜は更けて生きます。

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カジノへいってみる。もちろん見学のつもりで。最初に行ったこのリスボア(葡京)は老舗らしくこじんまりとした感じながらかなりにぎわっていた。沢木耕太郎の小説「深夜特急」にも出てくる有名店である。

さて、カジノ内は荷物検査がありかつ撮影禁止ということで、写真ではご紹介できないのだが、この店は200人くらい入れる程度の円形のホールで、トランプの台と大小という台がそれぞれ10台くらいおいてある感じである。

大小(ダイショウ)というのは、詳しくはこちらの記事に譲るが、ディーラーがサイコロ3つをカップの中でふり、出た目の合計などをかけるといういたって簡単なものである。サイコロが3つなので、合計は3から18になる。10以下の場合が小で、11以上の場合が大である。あたると2倍になるが、ゾロ目が出るとディーラーが場のすべての掛け金をもらえる。ただし、賭け方はそれ以外に、1が入る、1・2が入る、「1・2・3」などのすべてを指定するものなどほとんどすべてのパターンがある。またゾロ目という賭け方もできる。

大・小に賭けた場合の倍率は2倍で、当たり目が出る確率はゾロ目を考慮すると105/216である。大か小に賭けるというのが、ディーラーの取り分がもっとも少なく客にとってはもっとも期待値が大きい。(ただし、投資した額より小さいのは当たり前だが。)しかし、後でわかったことだが高校数学で習った確率は、あくまで無限回試行した場合に出る場合の数であるので、カジノのように金額に制限がありまた回数が有限であれば成立しないものと思われる。つまり引き際を知るのが肝心だということ。1つの証明としては、掛け金を常に2倍にしていけば勝ったタイミングでやめれば必ず儲かるということがあげられます。

カジノに関する考察はその都度書いていくこととして、最小の賭け単位は50元です。香港ドルかマカオパダカ紙幣をテーブルのかけたい場所に置けばいつでも始められます。見学だけのつもりでしたが見ているだけではつまらなく、ポケットにあったお金を少しづつ使いながら、結局300元ほど負けました。

リスボアホテルの中を歩いていると、ものすごく着飾ったおねえさんたちがいっぱいウロウロしていて、やたらと声をかけてきます。よっぽどお金持ちに見えるのでしょうか、けっこう付きまとわれました。もーり先生はカジノだけではなく、このあたりの事情もよく把握しているようです(笑)

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その日はマカオビールが飲める店でビールを飲んで撤収です。

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pistonさんはこの日で香港に戻ります。香港行きフェリーターミナルにて。ちなみに、香港空港から直接マカオに船でくることができるようです。この場合、香港には入国せずに直接マカオの入国審査を受けることになるとか。

さて、カジノの町の恐ろしいところは、われわれがとまっているギリシャ神話ホテルにも当然カジノがあるということです。ホテルに帰った後、もーり先生と私は結局ホテルのカジノに行き、3時間ほど楽しんで、私はまた300元ほど損しました。

投稿者 tisobe : 00:59 | コメント (1)

2006年12月23日

Amazonで本を買う

もうだいぶ前になりますが(9月か10月だったと思いますが),amazonで洋書を購入しました。入手可能時期は2週間くらいだったと思いますが,それ以後2回ほど発送予定時期が延期されまして,12月22日までが発送予定だったわけです。昨日こんなメールがとどきました。

--以下メール

誠に申し訳ございませんが、大変残念なご報告があります。お客様のご注文内容のうち、
以下の商品については入手できないことが判明いたしました。

*** **** (著), et al "***** ********"

お客様にこの商品をお届けできる見込みでしたが、現時点ではどの仕入先
からも入手できないことが判明いたしました。お客様のご期待に背くお知らせ
となりますと共に、お客様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

私どもでは、ごく最近までこの商品を入手可能なものと見込んでおりました。
この結果がわかるまでに長い時間がかかったことについても、心よりお詫び
いたします。

勝手ながらお客様の注文からこの商品をキャンセルさせていただきまし
た。なお、国内発送の場合、この商品がキャンセルされた事により他に
ご注文いただいている商品の合計金額(税別)が一定額を下回ると、配
送料がご請求額に加算される場合がございますのでご了承ください。
(http://www.amazon.co.jp/help/ship/)

Amazon.co.jpでは、発送済みの商品についてのみご請求させていただくため、
この商品に関するお客様へのご請求は一切ございません。

Amazon.co.jpでは、商品の価格と在庫情報の把握に細心の注意を払っており
ますが、仕入先の在庫状況の変化を、Amazon.co.jpサイトにすべて反映でき
ない場合もあります。価格や在庫状況が正確に把握できていなかったため、
お客様にご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。

English: When we contacted our supplier we learned that the above item is
no longer available. This unavailable item has been cancelled from your
order and you have not been charged for it. We apologize for this
inconvenience.

Amazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございました。またのご利用を
お待ちしております。

---ここまで

そういうこともあるようです。どうやらamazonの在庫というのは必ずしも現物があるわけではないということがわかりました。やはり洋書は「.com」のほうで買ったほうがいいのかな。

投稿者 tisobe : 18:30 | コメント (0)

2006年12月15日

中港澳比較行(その6 飲茶、そして決戦の地へ)

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とまったゲストハウスだが、高層アパートの一室と言う感じ。香港も住宅事情はそんなに良くないようです。

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ヤムチャといえばドラゴンボールの最初のほうに出てくるキャラだとしか思いませんでしたが、これはどうやらお茶を飲む、ついでにおつまみもという名目で昼飯を安く食べる、あるいは提供するという趣旨らしい。そういう意味では名古屋のモーニングと共通点がありそうだ。

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マカオ行き高速フェリー。1時間ぐらいだが、一応国際航路。飛行機と同様に出国審査でパスポートにスタンプをもらいます。香港滞在はわずか1日!

ここからお金が重要な話題になっていきます。人民元は約15円ですが、香港ドルもだいたい15円です。したがって中国によく行くみなさんは香港ドルを元だと思えばだいたいOKです。ちなみに、マカオの通貨はパダカ。しかしこれのレートはほとんど香港ドルに連動しているそうで、マカオの町ではどちらも同じ価値で使えるようです。

人民元のレート(参考)
香港ドルのレート(参考)

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マカオの1日目のホテル。ギリシャ神話ホテルなるどちうらかというと趣味の悪い装飾の施されたホテル。マカオのホテルは多くがカジノを併設していて、必要以上に無理に豪華な感じをかもし出している。客室もまあまあ立派だったが、宿泊料金は非常に安い。たしか1人あたりに換算すると、香港からの高速船とセットで400元くらいだったと思う。

後でわかったことだが、豪華なホテルに泊まると(たとえ値段が安かったとしても)お金持ちの気分になる。そうするとお金持ちでもないのにカジノで賭ける金額も自然に大きくなるようだ。あるいは周りの人が賭けている金額につい流されてしまい、大きな金額をかけてしまうものである。ホテル代が安いのは後でカジノでたくさんお金を落としてくれることが期待されるからであって、すでに勝負ははじまっていたのであった。

次回はマカオ1日目をお送りします。

投稿者 tisobe : 00:28 | コメント (0)

2006年12月12日

東海道新幹線

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先週金曜日、ひかり423号新大阪行きのグリーン車に乗車しました。東海道新幹線利用歴20年にして初めてです。

なぜグリーン車か?東海道・山陽新幹線の予約はエクスプレス予約が断然お得(JR東海のまわしものではありませんが)。これでポイントがつくようになったのですが、そのポイントがたまったため追加料金なしでグリーン車に乗れる特典があったのです。前からポイントはたまっていましたが、普通車が満席のときに使おうと思っていたのです。今回は金曜日の夕方ということで前日すでに、普通車禁煙席は満席でした。

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で、結論。普通車とあまり違いがありません。飛行機のYとCの違いほどの差はありません。座席は若干立派でしたが、前の席との間隔もそんなに大差がないように感じました。普通車ももともと結構広いですから。一応、おしぼりサービスがあります。たしか700系のグリーン車は照明の色が自然色だったと思いますが、今回乗った300系は普通の蛍光灯と思われます。

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フットレストがついているのですが、素材がカーペットのような感じなので多くの人は靴を脱いで利用しています。となりがおじさんだった場合は閉口します。

ちなみに、車内雑誌Wedgeは持ち帰り可です。また、テーブルは前ではなく肘掛から出てくるタイプのようです。

投稿者 tisobe : 00:21 | コメント (0)

2006年12月08日

中港澳比較行(その5 陣中見舞い)

さて、香港にきた目的の1つは、国外追放中のもーり氏の陣中見舞いである。香港に着いた我々は、宿泊予定の龍群賓館というゲストハウスで待ち合わせる。

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荷物をおろして早速街歩き。ちなみに香港は車が左側通行で日本と同じです。気をつけよう。イギリスの植民地だった影響でしょう。横断歩道には、LOOK RIGHT(望右)と書いてあります。ロンドンと同じです。

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香港の最高級ホテル、The peninsula。中国名ではずばり半島賓館。香港の中心部は、大陸より突き出した九龍半島と、その南側にある香港島にある。ペニンシュラは九龍半島の先端にあり、客室からは香港島の摩天楼を一望できる、と思われます。

ちなみに北京のペニンシュラには泊まったことがありますが、やはり高級でした。コーヒーが50元以上しました。。

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フェリーで香港島へ。約10分で到着です。香港は金融の街。われらが地元の静〇銀行もこのビルの一角にあるものと思われます。

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香港島の斜面に沿って続く店など。エスカレーターで何百メートルか登ることが出来ます。しかし帰りは徒歩。こちらは中華っぽくない、バーや西洋レストランが多く、ご機嫌な西欧人がビールやワインなどを飲んでいます。我々日本人はもちろん中華料理を探します。

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途中のスーパーで買ったビールを開けられず、栓抜きを探し回る。もーり氏は我慢できずにあつかましくもお店のおねえさんに開けてもらう。

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ご満悦の様子。

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途中入った中華料理店。米を使った料理を店のおやじさんがとりわけてくれる。広東語はわからないし、英語もあまり通じないのでコミュニケーションは少しだけの北京語。

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鍋のご飯の上にのっていたソーセージ、ちょっと苦い感じの変わった味だったが、後で聞いた話によるとどうやらヘビのソーセージだった模様。この店の名物料理。

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会社帰りのビジネスマンがいっぱい、というかこの写真の後姿はpiston氏ともーり氏ですが。香港の面白いところは、ごみごみした商店や料理店と大ビジネスセンターが混在しているところでしょうか。

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こういうところの中は、高級ブランド店やスイーツ・コーヒーショップなどばかりで、西欧的な消費者の街になっています。

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中国の夜店名物「省電器」。実演販売です。白熱電球や蛍光灯でワットメータが回らなくなるのを実験してくれるようです。ちなみに前回天津で買ったものは、研究室に持ち帰って検討した結果ただの(力率改善用)コンデンサではないかということでした。

こうして香港の夜はふけていきます。

次回は、飲茶、そして決戦の地へ、をお送りします。

投稿者 tisobe : 01:03 | コメント (0)

2006年12月03日

中港澳比較行(その4 華南地方風景)

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朝起きると景色はだいぶ変わっていました。華北にくらべると川などが多く、地形も起伏に富んでいます。植生も変わりどちらかというと日本の風景に近いものがあります。

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車内設備の紹介です。一等寝台(軟臥)はドア付のコンパートメントで2段ベット4人部屋です。もっと高級な車両もあるようでした。

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(一等車の)トイレ・洗面所は結構きれいです。トイレは和・洋両方ありますが、日本人にはやはり和がおすすめです。洋式で汚いと手のつけようがありませんから。トイレの写真は自粛です。

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各車両には給湯器がついています。お茶好きの中国人のみなさんのために。この車両は電気でお湯を沸かすタイプでしたがちょっとぬるくてよくありませんでした。やはり石炭のやつがいいですね。

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食堂車です。いちおう営業時間があるようです。値段は結構高いです。2人で50元くらい。

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列車はときどき都市部を通ります。広東省に入ってから工場や送電線が多くなってきました。

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内陸部にある発電所は熱をすてるための大きな冷却器があります。日本では温排水として海にすてているのです。高温の蒸気を低温にすることでタービンをまわすわけですが、その低温をつくるために冷却装置が必要なのです。ちなみに、原子力発電所などは冬のほうが外部の温度が低いため、温度差を大きく取ることが出来、出力が大きくなるそうです。

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南に行くほど温かくなっていきます。北京では10度以下でしたが、広東省での気温は20度くらいです。植物も南国風です。

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広州に着く前に昼ご飯。オムレツ風料理と魚の煮物。中国ではあまり食べないものばかりです。

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広州東駅で後ろの国内線列車を切り離して九広線に入ります。写真はおそらく中国側の深セン付近。中国と香港の間の国境はどうなっているのか、と思っていましたがノンストップで香港に入ったようです。おかげで寝過ごしました。しかしおきたら景色ががらっと変わって、そこが香港であることがすぐわかりました。

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香港は中国の一部とはいえ、事実上別の国です。中国から来ると自由の香りが感じられます。中国よりも台湾に雰囲気が似ています。(台湾も中国ですが、と言われそうですが。。)
香港ドルへの両替については、銀行では手数料が高すぎるので街の両替店が便利です。レートも店によって違います。そう、ここは自由主義経済圏ですから。

そして、暑い。気温が20度以上ありますが、湿度も高く非常に汗をかきました。列車を降りて近距離列車で一駅戻り「旺角」という駅で降りてホテルへ向かいました。

次回はもーり氏陣中見舞いをお送りします。彼の英語のブログでは日本人読者には読むのがめんどくさいですから、かわりに香港・マカオでの日々を紹介します。

投稿者 tisobe : 06:59 | コメント (2)

2006年12月02日

中港澳比較行(その3 深夜特急)

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T97次北京西発九龍(香港)行きは、直線距離約2000キロを約24時間で駆け抜ける超特急列車。始発の北京西駅を昼頃出まして各省1つづつしか駅にとまりません。河北省の停車駅はありません。河南省・鄭州、湖北省・武漢(武昌駅)、湖南省・長沙、広東省・広州(広州東駅)、終点九龍(紅磡駅)の順に停車してまいります。手元のGPS測定器によると最高で時速165キロほど出していました。地図上の赤い線は今回の経路の実測データ。

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北京西駅出発フロア。行き先表示板をよくみるとびっくりするぐらい遠くへ行く列車がいくつかあります。日本ではもうありません。新幹線や飛行機よりも寝台列車のほうが高いのですから。ちなみに、北京から香港までの運賃は1等寝台で約1000中国元(15000円くらい?)です。

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前から気になっていましたが、中国の鉄道は(私が乗る範囲では)多くの区間が電化されています。しかも交流で電化されています。日本の鉄道は大都市近郊では直流なのですが、これは歴史的な経緯が主な理由です。交流のほうが容易に電圧を高くすることが出来るため同じ電力を送るのに小さな電流ですみます。電車の架線というのは結構抵抗があるらしく、電流が大きいと電圧がかなり降下してしまうため、変電所を短い間隔で設置しなければなりません。その点交流ですと変電所の数は少なくなります。ちなみに新幹線は交流です。そのかわり、パンタグラフを載せる「がいし」はごつくなりますし、架線の吊架にも絶縁のために広いスペースが必要です。違いが知りたい人は東北本線黒磯駅、常磐線、つくばエクスプレスなどで観察してみてください。

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この列車は国際列車扱いなので、北京西駅の国際線ターミナルより出発します。この駅で中国の出国手続きをして「中国辺防検査(北京鉄路)」のスタンプを冒険の書に記録してもらいます。これより先すべての駅で、国際線エリアのホームは柵で囲まれていて途中で降りることはできなくなっていました。

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出発後早速車内販売の弁当で昼飯。残念ながらそんなにおいしくなかったです。以前に乗ったときは(そのときは旧型の緑のやつでしたが)紙の箱にその場で詰め込む言う感じでよかったのですが、今回はこぎれいにまとまっている感じでした。

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華北平原の景色、といっても当日は視界不良であまり遠くは見えません。また写真では車窓の景色は撮りにくいです。また夜は明かりの全く無いところを走り抜けていきます。列車に揺られてレールの上を走る音だけが聞こえ、時々ゴーという音とともに貨物列車などとすれ違います。こればかりは写真ではおつたえできない感じなのでぜひ体験してみてください。

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食堂車での夕食。食堂車は列車服務員の溜まり場になっています。各車両には服務員が1人づついて、寝る部屋もあります。2泊3日の列車とかでもたぶん通して乗務しているのでしょう。船旅のような感覚です。

次回は華南地方の車窓からです。

投稿者 tisobe : 04:36 | コメント (0)