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2009年03月01日
国立航空宇宙博物館(アメリカ)
オバマ米国新大統領就任式の直後の1月末のある土曜日,ワシントンDCおよびダレス国際空港に隣接する国立航空宇宙博物館に行ってきました。
ホワイトハウスというのも意外と小さいものです。他国の宮殿などに比べれば。
連邦議会議事堂。Capitol Hillと呼ばれています。大統領就任宣誓式の後片付けの最中でした。
アメリカの首都であるワシントンDCですが,政治のみの首都なので静かでこじんまりとした街です。議会とホワイトハウスがあるあたりの広大な緑道のような場所に沿って博物館が並んでいます。スミソニアン博物館の1つである航空宇宙博物館はその中でも最も人気の高い博物館といえるでしょう。
1903年にノースカロライナ州キティーホークで初動力飛行に成功したライトフライヤー。一説によると復元した機体で再現実験を行ったところうまく飛行できなかったという話があり,当日の強風のおかげで飛べたのではないかという説もあります。しかし,動力をつんで飛行するという最初の成功であることは間違いなく,この成功に続いて本格的な飛行機の開発が続いたことを考えれば,偉大な成功といえます。
アポロ月着陸船(の同型機,当然本物は月においてきたことになっていますから)。意外と精密機械という感じではなく軽い感じでした。またアルミホイルのようなものを張っているあたりが大学の実験室などにある真空装置みたいです。乗り物というより実験装置の感じです。空気などに触れるわけではないですからそんなものかもしれませんが。
16機だけ製造されたコンコルドの機体(エールフランスの塗装)。
戦争関係の展示も多いです。ドイツもありますが特に日本との戦いはアメリカにとっても歴史的に記憶に残るものだったようです。これは広島に原子爆弾を投下したB-29の機体「エノラ・ゲイ」号です。現代の旅客機と同じように高高度で飛行中も機内は与圧していたそうです。大きさは現代の航空機を見慣れていると小さく,50席くらいのプロペラ旅客機という感じです。コックピットの操縦席が覗けましたが,2人のパイロットの間にある下が良く見える爆撃手の席と照準器のようなものが印象的でした。
日本人にとって印象深い展示のもう一つとして特攻兵器,空技廠「桜花」22型があります。これは別の飛行機に搭載されて敵艦近くで切り離され,中に人間が入って誘導するミサイルというおぞましい兵器です。
愛知M6A特殊攻撃機「晴嵐」。博物館の説明によると,潜水艦からの運用専用で米国本土もしくはパナマ運河などの戦略上重要な場所を攻撃するために製作されたようです。その他いくつか日本軍から鹵獲した航空機(零戦や紫電改など)が展示されていますが,いずれも部品などに日本語がかかれており本物であることが実感できます。
最後に,ワシントン・ダレス国際空港で見たおもしろい乗り物。空港のサテライト・ターミナルからメイン・ターミナルに移動する乗り物はよくありますが,ダレス空港では「モバイルラウンジ」という部屋ごと移動する乗り物があります。客室は2階くらいの高さになっていて,飛行機の搭乗口に直接接続できるモデルもあるようです。無駄に垂直尾翼のような飾りも付いていて,飛行機並みの高さの車が多数走行しているのを見ると目を疑います。
中はこんな感じで一応待合室のようになっています。タイヤもばかでっかいものでじつにアメリカらしい乗り物ですが。
投稿者 tisobe : 2009年03月01日 18:14