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2009年05月19日

東京インフルエンザ

http://www.asahi.com/special/09015/TKY200905180151.html

私の関係先の某機関では以下のような対策になっているようです。4月末からでしたのですばやい対応でした。すぐに撤回されました。
1. 公務による海外出張の原則禁止
2. 海外渡航者(私用も含め)は帰国後10日は入構できない。(自宅研修・勤務扱い)

これに限らず,小中学校で関西地方に修学旅行に行っただけで出席停止とか,いろいろと過剰な反応だという話が報道されていますが,なぜこのような判断をするのか。それが最適の判断なのかは私は医師や公衆衛生の担当者ではないのでわかりませんが,とりあえず最安全サイドにしておけば何か起こったときに責任を問われないからですね。最も楽な判断です。

エンジニアリングもそうです。ある装置を製作するときに絶対壊れない過剰な設計をするのがいちばん楽なんでしょうが,高かったり重かったり,場合によっては成立しなかったりすることもあるでしょう。良い製品というのはトレードオフをうまく解決している場合が多いと思います。

社会の各レベルの意思決定者は安直な判断ではなく,自分の頭で考えるようにしなければならないのです。決定には責任も伴いますが,その中でよい決定をしていくのが意思決定者の仕事ですから。

投稿者 tisobe : 2009年05月19日 02:12

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