« Incredible India | メイン | ジョグジャカルタ（食べ物編） »
2010年04月27日
ジョグジャカルタ（観光編）
インドネシアの古都，ジョグジャカルタへ行って来ました。ちなみに出張ではなく休暇です。
経営再建中のニッポンの翼，日本航空のジャカルタ行き。インドネシアまで直行で行く方法はJALとガルーダしかないのです。休暇なので今回初めて往路のみCを使用。（定番ですが）1週間休むために出発前夜は徹夜となったのですがラウンジのマッサージチェアと飛行機の補助翼のように動作する素敵なシートのおかげで到着時には全快です。
旧市街には大きな建物もなく，レンガ色の屋根と椰子の木，バナナの木など。非常に静かな街です。
ジョグジャカルタ特別州は，共和制のインドネシアにあって建国時の特別な事情により特別にスルタンの治める土地ということになっています。実務的には公職である州知事にスルタンが選ばれる形になっているようです。写真は街の中心にある王宮（クラトン）で現在もスルタンの居所・オフィスとなっています。
インドネシアは長くオランダの植民地で，その後日本陸軍の軍政下におかれました。1945年8月15日に日本の降伏によって日本の支配は終わりますが，日本支配下で準備されつつあった独立を反故にされることを恐れて8月17日に独立を宣言しました。この建国を宣言したのが有名なスカルノで，日本在住経験のあるインドネシア人Dさんの説明によればデヴィ・スカルノの旦那さんです。
ところがそれに待ったをかけたのが元の宗主国オランダで，以後数年にわたってオランダとの間で独立戦争を戦います。その間臨時首都になったのがジョグジャカルタで，当時のスルタンは独立に協力的だったこともり政治の表舞台に登場しています。そのスルタン・ハメンクブウォノ9世の記念の品物がいろいろと展示されています。サッカーをプレーし（キーパーだったらしい），乗馬をたしなみ，料理もうまく，カメラが趣味のナイスガイだったようです。
郊外の風景。基本は稲作です。10年位前に米が不作になったとき外国米を輸入したので記憶にあると思いますが，インドネシアの米はタイのものなどに比べると比較的日本のものに近いようです。ちなみに年3回とれる三期作なのでいろんなステータス（植える前～収穫まで）の稲が一度に見られます。
ジョグジャカルタ郊外，西に40キロあたりのところにある仏教遺跡ボロブドゥール。800年頃完成したが仏教王国の滅亡後その存在は忘れられて，火山の噴火に埋まっていたということらしい。また一説にはイスラム教徒の破壊から逃れるために人為的に埋められたという話も。
上から見ると四方は森に囲まれています。椰子やバナナの木でほんとうに緑の濃いところです。すばらしい遺跡なのですが，残念なことにインドネシアは現在イスラム教徒が多数でこの寺院も基本的には現役で機能していないということです。完全に静的な見世物になってしまっています。旅の感動としてはやはり文化とそれを継承する人々が最も印象に残るものです。
こちらも郊外にある，ヒンドゥー教寺院と仏教寺院の両方がある遺跡，プランバンン。地震によって倒壊し現在修復中の箇所も多いようです。
現地の高校生。英語の勉強の一環で遺跡を訪ねる外国人にインタビューをしている模様。いろんな国の英語が聞けて実用的な英語の勉強になりそうです。ペルシャのときもそうでしたが布をかぶっている印象とは異なって若い女の子は非常に積極的に話しかけてきます。
ジョグジャカルタ郊外の海。ジャワ島南側のインド洋です。この海岸は大変に波が強く急に深くなるため遊泳はできません。良港にも恵まれていないようです。海の向こうはオーストラリア大陸の西岸，または南極大陸です。
次回はインドネシアの食事についてお送りします。
投稿者 tisobe : 2010年04月27日 23:04
コメント
ジョグジャカルタは大学時代に行ったことあるから、懐かしく拝見しました。
東ジャワのマランという都市で１ヶ月間ホームステイしていて、ジョグジャは観光で行きましたよ。
投稿者 suzu-ken : 2010年04月28日 00:40
ジョグジャカルタは大学時代に行ったことあるから、懐かしく拝見しました。
東ジャワのマランという都市で１ヶ月間ホームステイしていて、ジョグジャは観光で行きましたよ。
投稿者 suzu-ken : 2010年04月28日 00:41
やや、国土交通大臣さま奇遇ですね。
私はきっと同じ時期にオランダでインドネシア料理を食べていました。ジョグジャは私も好きな土地です。ボロブドゥールで拝むご来光は神聖そのものです。
プランバナンは4年くらい前かな？訪れた直後に地震があって心配していたのですが修復作業が行われているようで安心しました。インドネシア人のことだから、ティダ・アパアパでそのままかと笑。かれこれ20年数年前に訪れた時は石像が野ざらしだったはずなのに、4年前に見たときは建物で囲われていて、遺跡も進化するんだ！とたまげたものです。ひょっとすると修復して元の姿に戻っただけなのかな？同じ土地を数年後に訪れると変化が楽しいものです。
遺跡なんて、時を止めた空間だと思いがちだけどね。
投稿者 烏龍茶 : 2010年04月28日 02:26
やや、国土交通大臣さま奇遇ですね。
私はきっと同じ時期にオランダでインドネシア料理を食べていました。ジョグジャは私も好きな土地です。ボロブドゥールで拝むご来光は神聖そのものです。
プランバナンは4年くらい前かな？訪れた直後に地震があって心配していたのですが修復作業が行われているようで安心しました。インドネシア人のことだから、ティダ・アパアパでそのままかと笑。かれこれ20年数年前に訪れた時は石像が野ざらしだったはずなのに、4年前に見たときは建物で囲われていて、遺跡も進化するんだ！とたまげたものです。ひょっとすると修復して元の姿に戻っただけなのかな？同じ土地を数年後に訪れると変化が楽しいものです。
遺跡なんて、時を止めた空間だと思いがちだけどね。
投稿者 烏龍茶 : 2010年04月28日 02:27
やや、国土交通大臣さま奇遇ですね。
私はきっと同じ時期にオランダでインドネシア料理を食べていました。ジョグジャは私も好きな土地です。ボロブドゥールで拝むご来光は神聖そのものです。
プランバナンは4年くらい前かな？訪れた直後に地震があって心配していたのですが修復作業が行われているようで安心しました。インドネシア人のことだから、ティダ・アパアパでそのままかと笑。かれこれ20年数年前に訪れた時は石像が野ざらしだったはずなのに、4年前に見たときは建物で囲われていて、遺跡も進化するんだ！とたまげたものです。ひょっとすると修復して元の姿に戻っただけなのかな？同じ土地を数年後に訪れると変化が楽しいものです。
遺跡なんて、時を止めた空間だと思いがちだけどね。
投稿者 烏龍茶 : 2010年04月28日 02:27
やや、国土交通大臣さま奇遇ですね。
私はきっと同じ時期にオランダでインドネシア料理を食べていました。ジョグジャは私も好きな土地です。ボロブドゥールで拝むご来光は神聖そのものです。
プランバナンは4年くらい前かな？訪れた直後に地震があって心配していたのですが修復作業が行われているようで安心しました。インドネシア人のことだから、ティダ・アパアパでそのままかと笑。かれこれ20年数年前に訪れた時は石像が野ざらしだったはずなのに、4年前に見たときは建物で囲われていて、遺跡も進化するんだ！とたまげたものです。ひょっとすると修復して元の姿に戻っただけなのかな？同じ土地を数年後に訪れると変化が楽しいものです。
遺跡なんて、時を止めた空間だと思いがちだけどね。
投稿者 烏龍茶 : 2010年04月28日 02:28
意外とジョグジャはポピュラーなようですね。
suzu-kenさんも烏龍茶さんも好きですねぇ。
ちなみに私は大学関係の知人を訪ねて，ということで行ってまいりました。
投稿者 国土交通大臣 : 2010年04月28日 22:22
あれ～
ごめんね、なんだか。
書き込みがうまくできなくて何回か試したら
全部アップされたみたい笑
投稿者 烏龍茶 : 2010年04月30日 02:26