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2006年12月03日
中港澳比較行(その4 華南地方風景)
朝起きると景色はだいぶ変わっていました。華北にくらべると川などが多く、地形も起伏に富んでいます。植生も変わりどちらかというと日本の風景に近いものがあります。
車内設備の紹介です。一等寝台(軟臥)はドア付のコンパートメントで2段ベット4人部屋です。もっと高級な車両もあるようでした。
(一等車の)トイレ・洗面所は結構きれいです。トイレは和・洋両方ありますが、日本人にはやはり和がおすすめです。洋式で汚いと手のつけようがありませんから。トイレの写真は自粛です。
各車両には給湯器がついています。お茶好きの中国人のみなさんのために。この車両は電気でお湯を沸かすタイプでしたがちょっとぬるくてよくありませんでした。やはり石炭のやつがいいですね。
食堂車です。いちおう営業時間があるようです。値段は結構高いです。2人で50元くらい。
列車はときどき都市部を通ります。広東省に入ってから工場や送電線が多くなってきました。
内陸部にある発電所は熱をすてるための大きな冷却器があります。日本では温排水として海にすてているのです。高温の蒸気を低温にすることでタービンをまわすわけですが、その低温をつくるために冷却装置が必要なのです。ちなみに、原子力発電所などは冬のほうが外部の温度が低いため、温度差を大きく取ることが出来、出力が大きくなるそうです。
南に行くほど温かくなっていきます。北京では10度以下でしたが、広東省での気温は20度くらいです。植物も南国風です。
広州に着く前に昼ご飯。オムレツ風料理と魚の煮物。中国ではあまり食べないものばかりです。
広州東駅で後ろの国内線列車を切り離して九広線に入ります。写真はおそらく中国側の深セン付近。中国と香港の間の国境はどうなっているのか、と思っていましたがノンストップで香港に入ったようです。おかげで寝過ごしました。しかしおきたら景色ががらっと変わって、そこが香港であることがすぐわかりました。
香港は中国の一部とはいえ、事実上別の国です。中国から来ると自由の香りが感じられます。中国よりも台湾に雰囲気が似ています。(台湾も中国ですが、と言われそうですが。。)
香港ドルへの両替については、銀行では手数料が高すぎるので街の両替店が便利です。レートも店によって違います。そう、ここは自由主義経済圏ですから。
そして、暑い。気温が20度以上ありますが、湿度も高く非常に汗をかきました。列車を降りて近距離列車で一駅戻り「旺角」という駅で降りてホテルへ向かいました。
次回はもーり氏陣中見舞いをお送りします。彼の英語のブログでは日本人読者には読むのがめんどくさいですから、かわりに香港・マカオでの日々を紹介します。
投稿者 tisobe : 2006年12月03日 06:59
コメント
一番下の写真は旺角だね。KCR旺角駅付近の歩道橋から撮った写真かな。
11,12月は一番過ごしやすい季節です。
たっぷり香港を堪能してください。
投稿者 ゆずルンバ : 2006年12月03日 21:24
ゆずルンバさんこんにちは。香港在住でしたね。ご挨拶できず申し訳ないです。すでに帰国済みですが,香港には2日ほど滞在してました。
投稿者 isobe : 2006年12月09日 00:57