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2007年08月05日

台風5号に突撃敢行

木曜日1520発の某空印便にて福岡へ行く予定でした。台風接近の情報もありましたので早めに空港に着きましたが,搭乗手続きカウンターは長蛇の列。なにやら悪い予感。機材変更のため搭乗手続きを中止しているとのこと。手続きはすぐに再開されましたが,出発予定時刻は55分遅れの1615に変更。その後出発ゲートにて機材の準備のためさらに15分遅れるとのこと。1630,突然欠航がアナウンスされました。天候とはあまり関係なく欠航らしい。怒号が飛び交う搭乗ゲート前。確保できている他社便への振り替え便の手続きは受付番号順に行うとのことで,我々はかなり後ろのほうなので手続きを断念。機材の準備とはそういうことだったのねと納得しました。

すぐにA社の携帯サイトで次の便の予約を入れて急ぎ第二ターミナルへ。こちらは特に遅れもなく,また出発ゲートでは出る出ないといった緊張感のない,落ち着いた雰囲気が漂っていました。福岡空港アプローチではかなり激しい揺れでした。視界はありましたが,揺れの周期が数秒で,台風による強風にあおられて傾いたり機首があがったりするのがよくわかってリアルな怖さでした。かなりの風でしたが,飛行機は思った以上に風に対して強いようです。

復路は土曜日,まだ新しい北九州空港から真っ黒の塗装の新規参入航空会社スターフライヤー。これがなかなか素敵な航空会社で,シートは全席革張りで高級感があるのに運賃が安い。非常用設備のご案内の声優さんが,エヴァンゲリオンの青葉シゲルの声だったりする。ちなみに,個人的にはシャアの声でやってくれるとうれしい。「あたらなければどうということはない。」「私は飛行機に乗っても必ず帰ってくる。だから救命胴衣などは着ないのだよ。」などと。

また個人モニターで表示される地図が非常に精細です。名古屋上空には自機の高度(30000フィート以上)よりも高い積乱雲があって,激しい雷の閃光がよく見えました。 「父さんは雲の中でラピュタを見たんだ。」といった光景です。浜松上空では,天竜のほうで花火が上がっているのが小さく見えました。西鹿島の花火大会でしょうか。

羽田のアプローチではめずらしい体験を。大島から房総半島の太平洋側をまわって房総半島を横切り,千葉上空で旋回し,たぶんRWY22(横風用に1本ある滑走路のディズニーランドのほうからの進入)へのアプローチだと思うのですが,ファイナルアプローチを降下中高度2000フィートくらいで突如エンジンの出力が上がり急上昇,ミストアプローチコースに乗って羽田空港を真上から見ることができました。風向きの変化による滑走路の変更だったようですが,結局ほぼ同じコースをまわってだいぶ着陸順を待った挙句,同じRWY22に着陸しました。

飛行機運が悪いというか良いと言うべきか,イベントの多い移動になりました。

投稿者 tisobe : 2007年08月05日 00:51

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