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2007年01月30日

名刺を作る

最近名刺を結構使うようになったため前に印刷していた分がなくなってしまい印刷屋さんに行った。大学には名刺を用意してくれる部署もなければ,そもそも職員ではないため当然自腹です。最近はプリンタで作れる用紙があるのですが,やはり仕上がりの品質が満足できるものとはいえない。時間が経つとトナーがはがれてきたりします。やはり印刷工場での仕上がりとはぜんぜん違います。

そこでいつも,電子データで印刷屋さんに原稿をもっていって印刷してもらうのですが,今回カラーを入れるとどうなるのかいろいろ聞いてみた。入れるカラーは大学のスクールカラーといわれている,DIC641という色を指定すればよいらしい。カラーは「特色指定」というもので,黒ともうひとつの指定した色の版を使用する。原稿は色を指定する部分はたとえばC=100,M=0,Y=0というふうに1つのチャンネルに入れて持っていけばいいとのことです。

こんな話,昔もとろうさんやぶんやさんがしていたような気がしますが。いったい彼らは何者だったのでしょう。

投稿者 tisobe : 00:13 | コメント (0)

2007年01月26日

Amazonで本を買う(続報)

前回日本のamazonで外国書籍が入手できなかった件について紹介しました。正月に暇だったのでアメリカのamazonのほうで探したところ見つかったのでオーダーしておきました。正規品だと100ドル以上したのですが,second supplier(?)から買うと約50ドルということでお買い得です。(新品同様です。)送料も約10ドルでクレジット払いですので為替手数料はほとんどありません。10日ほどで届きました。

ちなみに以前アメリカのある大学に直接コンタクトをとって本を仕入れたことがありますが,約70ドルの本なのに送金がBank Transferのため各種手数料で2倍くらいになってしまいました。日本の銀行からBank Transferすると手数料が4500円くらいかかるといわれました。

外国の工学の教科書というのは数多くの細かい分野を網羅していて非常に詳しく書いてあると思う。分量や詳しさが全く違います。しかもハードカバーが多い。日本の教科書はあくまで教科書ですから授業の参考に使われる程度です。値段も学生が半期の授業のために買うのに適切な設定です。英語で書かれた本は,母国語の教科書が無い読者にも読まれますので,読者の数が多いからだと思います。母国語で教育が受けられる日本は幸せな環境かもしれませんが,あるいは英語のように読者がもっとも多い言語の本を読む機会が少ないのはデメリットともいえます。

投稿者 tisobe : 01:57 | コメント (0)

2007年01月24日

ネ申

suzu★さんに教えてもらったサイトにて早速面白い動画を発見。

http://www.nicovideo.jp/watch?v=utsX69Hed2GEo

我々の世代の共通の話題の1つですね。実機で普通に楽しんでいた人にとっては,まさに神の御業でしょう。

投稿者 tisobe : 01:06 | コメント (1)

2007年01月21日

北関東

われわれ東海道沿線の住民にとってはなじみの薄い北関東は前橋に行ってきました。

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高崎線を一路北へ。新幹線が並行して走る,東海道線・東北本線・高崎線(+上越線・信越本線)の中では少し特殊だと思う。宇都宮線が東北本線の一部につけられた愛称であるのに対し,高崎線は大宮から高崎にいたる路線の正式名称である。また高崎からは上越線・信越本線という別名の路線になる。信越本線は群馬・長野県境をまたぐ部分が廃線になったので分断されている。群馬県の県都前橋へは新前橋から分岐する両毛線にのらなければならない。上越線は国境を越えるトンネルにいたるまでの左右からだんだん迫ってくる山々,その国境の山に吸い込まれるようなトンネル,そしてトンネル内の駅などがたまらない。高崎線にのるとなんとなくワクワクした気分になれる。

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初めてみたときに衝撃を覚えたのが,寒冷地名物のボタン式ドア。ちょっと古い車両だと停車中はドアを動かすエアーが抜けていて手で動かして開け閉めできるようになっていたりします。

投稿者 tisobe : 01:14 | コメント (0)

2007年01月19日

句読点について

卒業論文の季節です。われらが研究室では組版という点にもかなりの力を注いでいます。組版とは著者の書いた文章や図表などをいかに読者にわかりやすく,ストレスなく読んでもらえるよう配置するかという作業といえます。出版物においては著者と編集者は別なのですが,論文というのは著者が組版的な作業をすることも結構あります。最近では出版される雑誌掲載の論文でも,ワープロ(主にワードと呼ばれているソフト)が普及してきたおかげか,非常に稚拙な出力をしてくる雑誌・書籍もあります。(嘆かわしいことです。)

さて,文章を出版物にしていくときにはそれなりにルールというものがあります。日々読みやすい印刷物についての研鑽にいそしんでいるT師によると,「先人たちの築き上げてきた印刷物をよみやすくするための知恵であり,これに反することは文化の破壊である。」とのことです。非常にもっともな意見です。このような点でいわゆるワープロソフトを使って印刷物を作るというのは実は非常に難しい作業であるということに気が付きました。印刷物として満足のいく品質にするには,たとえばワードと呼ばれているソフトにおいてはデフォルトの状態からかなりたくさんの変更をしなければならないのです。執筆者に求められる知識は膨大です。

句読点1つとってみてもいろいろと考えさせられます。横書きの日本語では「,。」あるいは「,.」の組み合わせが一応正しいとされているらしいです。縦書きでは「、。」。「。」か「.」についてはどちらでもいいようですが,自分の周辺に関しては化学系の人は「.」を使う傾向があるようです。Windowsおよびワードの初期設定は「、。」ですから変更するにはそれなりに理由があるのでしょう。みなさんはいかがでしょうか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A5%E8%AA%AD%E7%82%B9

投稿者 tisobe : 02:05 | コメント (0)

2007年01月10日

正月の写真

特に変わったことのない正月でしたが,そのなかから写真を2枚。

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iwami33を囲む会(仮称)での1枚。ブログ用に自主規制されています。

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都内某所にてテニス。1年分運動しました。すばらしい天気でした。

投稿者 tisobe : 02:59 | コメント (2)

2007年01月04日

中港澳比較行(その10 帰国の途)

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日曜日の朝早くにマカオのユースホステルを出発する。天気がよい日はなかったが,松林に囲まれた海岸の別荘地です。しかしほとんど人がいない。

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ユースホステルはマカオの南のはずれ,中国との国境はマカオ半島の根元にあり,マカオの北のはずれにあります。この「關閘」というところはマカオではフェリーターミナルとともに重要な交通の拠点です。そこまで寄り道しながらバスで約1時間。

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かつては中国とポルトガル領との国境であった關閘,後ろにはパスポートコントロール・税関のある新しいビルです。鉄道駅または空港のような雰囲気です。これはマカオ側の建物で,50メートルくらいの屋根つき通路をはさんで反対側には中国側の建物があります。通行人数はかなりの人数です。(ほとんどが一攫千金を狙う中国人か。)ゲート数,並んでいる人数は混雑時の成田の出国審査くらい。

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こちらが中国側建物。こちらはこちらで駅のような構造です。中国辺防検査で「拱北」というスタンプがもらえます。ちなみに,香港行き列車のときは「北京鉄路」というスタンプがもらえました。あとは割とめずらしいものとしては,「天津」(海港),「阿拉山口」(カザフ国境鉄路)があります。

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中国の入国カードを書くときのボールペンを貸したことでいっしょに行動することになった中国系マレーシア人の案内で,難なく広州行きバスを見つける。彼は広東語も話せるようだ。この国境の町からは各地へバスが出ている。広州市街まで約2時間半くらいか。

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珠海から広州までは高速道路,水田や運河の広がる景色の中,北へ向かう。途中,SUZUKIのバイクに良く似た「SUKIDA」というブランドのバイクを発見。(残念ながら写真は撮れず。)

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広州は大きな町で高いビルがたくさんあるが,市街地が非常に広く分布している印象だった。しかし時間が無く,昼飯はバスターミナルの売店でパンなどを買い込み,すぐにタクシーで空港に向かう。途中大渋滞にはまる。

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広州白雲空港に到着。立派な空港です。ちなみに関係ありませんが北京・上海などのターミナルビル建設には日本のODAが入っているそうです。利用するたびにその前に成田をなんとかしてくださいと思うのは私だけでしょうか。また資金援助には当然なんらかの見返りが(以下ry
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index/kunibetsu/china.html

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日本航空662便名古屋行き。ロビーにて機長と副操縦士が準備が整うまで待っていましたが,一言も会話をしていなかったのが印象的でした。旅客機の操縦というのはマニュアル化されていてどのような機長・副操縦士の組み合わせであっても完璧に役割をこなせるようにできているそうなので安心ですが。また,J社にのるといつもやや年配の男性のチーフパーサーが印象的です。番頭さんみたいな感じで若い女性客室乗務員のまとめ役といった感じです。

搭乗後プッシュバックしたところで,航空当局の指示により30分ほど待機,その後滑走路に入り離陸許可が出た後で,突然離陸許可取り消しになりました。(機長のアナウンスによる。) 5分くらい滑走路上で待機してやっと離陸しました。中国ではよくあることなのでしょうか,日本国籍の飛行機にはあまり乗りませんので,中国航空当局のいやがらせではないかと勘繰ってしまいます。

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雨の中部国際空港へ無事着陸。しかし紀伊半島上空では非常に揺れました。今回の目的のひとつ,「中部」のスタンプをもらうを達成しました。

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帰りはもちろん,地元遠州鉄道が運行する空港直行バス。車体の配色がすばらしい。緑と灰色は浜松の松と砂浜をイメージしているに違いない。

以上,ちょうど一週間の小旅行でした。短いがなかなか内容の充実した1週間でした。

投稿者 tisobe : 17:12 | コメント (1)

2007年01月01日

中港澳比較行(その9 マカオ3回戦)

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ユースホステルの部屋。この大部屋ですが宿泊者は我々2名だけ。おきたらすでに13時すぎ。

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昼飯はポルトガル料理店。ここも,完全に西洋でポルトガルといえばユーラシア大陸の西の端がある国。もーり氏もいつかそこへたどり付くのだろう,という話をしながら。(12月末現在,まだ台湾にいるらしいので先は長いが。。)リゾットのようなものとチキンの料理。ポルトガルビール?つまみのオリーブがうまかった。

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タイパ島の旧市街。細かい路地がいっぱいあります。

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保存されているポルトガル人の家?。このあたりは教会や西洋風建物が立ち並んでいる。結婚式のグループがいくつか来たが,教会で結婚式をするわけでもなく,ただ写真をとるだけ。中国人は写真が大好きですからねぇ。

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日が暮れてきたところで今日もカジノへ出撃。その日は金沙娯楽場というカジノに行く。例によって写真撮影禁止なので文字のみの描写になりますことをお許しください。

入り口に来場者に1回無料のスロットマシーンがあって,銀賞があたる。賞品はなんということのないキーホルダーだが,さいさきのよいスタート。先生の話によるとラスベガスのカジノと同じような巨大カジノで,テーブルの数もすごいし,中にあるレストランやステージもすごい。今回も先日同様1000元チップを用意。撤退ラインを500元と1500元に心の中で決めておく。先生とわかれ,大小のテーブルを物色する。50元がMinimum betの台もけっこうあるようだ。いくつかの台で50元づつかけていき,一進一退。1時間ぐらい楽しんで950元でいったん先生と落ち合う。

ステージの前のバーでコーヒーを注文してしばし気分転換。こういうところの飲み物はとんでもなく高いと思ったが,20元くらいで,まあわりと良心的な値段設定。高くしなくてもカジノでお金を落としてくれればいいのでしょうが。先ほどの台に戻ると,ますます盛り上がっていて近づけない状態に。履歴を見ると大が10回近く出ている模様。プレーヤーの数もかなり多く,掛け金の払い戻しなど1回が時間がかかる状況になっていました。このように盛り上がりが最高潮に達したころに「ぞろ目」が出て,ディーラーの総取りになるというのが,よくありがちなパターンです。後半戦の運試しにということで,締め切り時間間際に人をかき分けてぞろ目に50元賭けてみました。

さいころの入っている筒のフタが取られた瞬間,心臓が口から飛び出そうなくらいビックリしました。結果は1・1・1のぞろ目。掛け金は24倍になります。大と小に賭けていたほとんどのプレーヤーが落胆のどよめき,しかしぞろ目には私を含め4人くらいが賭けていました。こういう大きなアタリが出た場合,ディーラーにチップを渡すのがカジノというものらしい。1200元の払い戻しの中から,50元をディーラーに残し,1150元を受け取る。その日のすべての運を使い果たしたという感と,撤退ラインを楽勝で超えたので撤収。賭け事は引き際が肝心。

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勝者の権利であるカジノメシ。といってもめちゃくちゃ高い値段ではないが,負けたら気分的に食べていくようなものでもない。パンもオリーブもおいしいし,メイン料理である牛のtongueもtailもやわらかくておいしかった。ワインをついでくれる人がいて,そのような場合は自分で注いではいけないらしい。私のオゴリであるが,ウェイターさんはもーり先生のほうが主賓であると思って給仕をしているようだった。私にはお金持ちの振る舞い(?)というのが似合わないらしい。

というわけで,3日間カジノに通い,最終的にちょっとだけ(数百元)儲かった計算になる。しかし先生曰く,その日儲かったかどうかが重要,とのこと。そういうことでこの日は大勝利ということで非常に満足した気分でユースホステルに戻った。

次回はマカオ~中部国際空港について報告します。

投稿者 tisobe : 02:21 | コメント (0)